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親が思っている以上に本人はわかっている(不登校Q&Aから)

入学式のあと登校できなくなって、その頃は「通信校でもいいの」と本人は乗り気だったのに、最近、通信校の資料や見学の話をしてもそっけない様子。どう考えているのか、いないのか?

全日制の高校だと出席日数の制限があり、学校側に回答しなければならないことも待っているので、進路について働きかけたくなってしまいます。親から聞かない方が良いのでしょうか?

 

親も心配になるので、いろいろ探しておきたいお気持ちはよくわかります。ご本人がスマホばかりで何も考えていないように外側からは見えても、受験の勉強も頑張っていたわけですし、言わないだけでネットでいろいろ調べてあることが多いです。

 

現代の生徒は受験やスポーツなどとくに頑張っていた場合、心身共にエネルギーが疲弊しての不登校が多くなっています。だからあまり外に出かける気力がわかない。ゴロゴロしてスマホを見るのがやっとで、気を紛らわせているのでしょう。いずれ進路も決めなければとわかっているけど、まだ頑張る気持ちになれないと感じているので、聞かれても言えることはないのでしょう。

 

そして不登校の本人が担任と連絡を取りたがらないことが多いので、多くのご家庭で親が連絡役になりがちです。親は淡々と連絡事項を伝えているつもりでも、段々焦らされている感じに本人はなりがちです。また「無理して行かなくてもいいよ」言っていても、本人は親が心の奥では学校に行ってほしいと思っていることをよくわかっているのです。

 

 そして通信校のことも頭の片隅にはいつもあるでしょうから、当面は家庭を暗くしないようにしながら、例えばアニメなど本人の好きを伸び伸びとできるように応援してあげていればお子さんも回復もしやすいでしょう。好きから本人の適性や強みが見つけられたりと、将来も思っていた以上に開けることもあるでしょう。