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思春期の反抗と受験

反発ばかりで手がつけられない我が子にどう対応したらいいかというご相談がよくあります。

 

夫に相談しても「放っておけよ、この時期はそんなもんだよ。」と言われても、「子供と家で一緒にいる時間が多い母親としてはいろいろ目について、そうとばかりもしていられない。」という思いになってしまうのですね。

 

受験など期限がある課題があるときは、心に焦りができて「これやるって言ってましたけど!やらないの!」と言いたくなってしまい、そしてまた「ウザい!」とさらに子供に反発されて、勉強などやる気配もなく、凍てついた空気感の中で疲れてしまう。そんな悪循環になっていないでしょうか?!

 

思春期は親の考えから抜けて、自分で考えていく自立の過渡期ですから、妙に大人びていたり、大きな夢を抱きながら、子供心の甘えが出たり、なんでも親のせいにする無責任さなど、親としてどうしたらいいのかと、戸惑うこともおおいでしょう。

 

進学や受験は、金や書類手続き、健康管理の生活面など、親子が二人三脚で頑張らないと達成しづらい課題ですから、アドラー心理学の課題の分離などの考え方をしっかり押さえていないと過干渉となりやすく、せっかくの応援が裏目に出てしまい、悲しいですね。そういう過渡期で過干渉になりやすいことを、親の方が心得ておかないと我が子を見守ることが難しいことでしょう。

 

例えば、高い目標や大きな夢を本人が言っても、日々の行動がおぼつかないということはこの年頃によくあることです。大人でも自分の気分や感情に流されずに、日々目標に向かってやるべきことをやっていくには、かなりの忍耐力やj自己管理能力が必要があるわけですから。そうでなかったとしても、やりがいのある目的や意味を見出せたら誰でもそれに向かってやっている自分を好きになり、充実感を感じて続けることもできるでしょう。人の個性はそれぞれなので子供が心の奥からやりがいが感じられる目的や意味を見つけることができるように、親の考えを言う前に、じっくり聞いてあげる心がけが必要なのです。「私は子供のころにそんな風にしてもらったことはない。」と思うかもしれませんが、時代も進み本質や原則にそっていないと問題が明るみに出やすい時代になったということなのでしょう。

 

人はしばしば人間関係で「どういう言い方をしたらうまくいくのか」と探したくなりますが、同じことを言っても多くの場合、それまでの積み重ねの関係で相手の反応が決まっているのです。それまでの積み重ねとはこの場合、楽しい親子の思い出、話をじっくり聞いて子供の好きや嫌を尊重していたか、子供の個性や良いところを認めてきたかなどです。それらにより絆や信頼関係で子供の反応は変わってくるのです。

 

悪循環になっているなら、子供の母親への見方が変わってくるまで、まずは見守りながら信頼関係を積み重ねる時間が必要だということなのです。

 

「わかっているけど、つい癖が出て言っていまい上手くいかない。。」とお悩みの場合は、どうぞご相談ください。