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隠れアスペルガーは気付きずらい

 対人関係のトラブルが多い、孤立してしまう、空気が読めないなと、生きずらさを感じている人はまずは大きな本屋で、アスペルガーについてのいくつかの本を読んで見るといいのではないでしょうか。統計学的には6.5パーセントといるといわれていて、40人のクラスに平均で2~3人くらいいる計算になります。

 

 不登校になって心療内科、精神科の病院にいくと、アスペルガーの検査設備のある病院であれば、わかる場合もありますが(グレーゾーンという判定も多く)自分の子供が発達障害のアスペルガーという言葉は聞いたことはあっても、関係ないと思っている家族も多いのです。ですから大人になっても自覚のない「隠れアスペルガー」や「もしかしてアスペルガー」が学生時代は家族や友人の中でやり過ごせても、会社に入ってチームで仕事を進める環境だと、問題が表に出やすいようです。

 

 その高機能自閉症やアスペルガーというのは、学校の勉強など、知的遅れの障害がないので一般の人には気が付きずらく、歴史的に馴染みが浅いので、自分勝手だとか、変わり者ですまされ、専門家でないと発達障害と気がつきずらいのです。主にコミニュケーション能力が低いいくつかの特徴があるだけで、集中力が高いので、学校の勉強など成績が優秀な人もいるからです。特に女性は男子よりコミュニケーション能力が全般高めなので、さらにわかりずらく、検査でグレーゾーンに入る人が男性より多くなるようです。

 

 アスペルガーの中にも、いくつかの特徴別タイプがあり、「受動タイプ」「積極稀異タイプ」「孤立タイプ」というタイプ別の特徴があり、混合されている場合もあるので見分けが難しい感じもします。大きな書店では、たくさんのアスペルガーについての本が出ているので、3冊くらい選んで読まれると特徴を理解して、「どのタイプのアスペルガーであるのか、ないのか?」思い当たる度合いで見当がつけられるでしょう。そしてどんな対策をしたらトラブルを減らせいるのか、どんな仕事が向いているのかなど、見通しがつきやすくなるでしょう。

 

 発明家エジソンがアスペルガーだったのは有名で、興味のある一つのことに集中してやれる特質を生かせる仕事や環境を整えられれば、偉業を成し遂げたりできる可能性が大きいといえるでしょう。